シクロクロスとは

もともとはロードレース選手の冬季トレーニングの一環として1900年代初めにフランスで始まりました。シーズンは9月~3月頃でロードレースのシーズンが終わる11月~2月頃に各大会が集中して開催されています。世界的にはヨーロッパ(特にベルギー・オランダ・チェコ)が盛んで、最近ではアメリカやオーストラリアでも人気が出てきており、ワールドカップは衛星放送でも中継されています。
日本でも30年程前に長野県から始まり、関西・北陸・中国地方で主に行われていましたが、近年は関東、東北でも盛んに行われるようになり全国各地でレース数・競技人口ともに増えてきています。
シクロクロス競技にはロードレーサーを始め、マウンテンバイク、トライアスロン選手など他の競技から入ってくる選手も多く、最近ではシクロクロス専門の選手も多くなりました。
レース自体は短い距離の周回コースで行われるため、観客もレース展開が分かりやすく、障害物などの観戦ポイントもあり、自転車競技の中でも見どころが多く、長く観戦を楽しめる競技です。観客はビールやホットワインを飲みながら観戦し、カウベルなどを使って応援するスタイルが定着しています。

競技概要

シクロクロス競技は60分、50分、40分、30分の時間制で行われ、コースは2.5km~3.5kmのオフロード(未舗装の悪路)の周回コースで行われます。コースの路面は舗装路、芝地、草地、泥、砂地、雪などあらゆる路面でのレースが可能です。レースは1周目もしくは2週目の先頭選手の通過時間を基に規定の時間に最も近い周回数が競技中に決定され、その周回数を先頭でゴールした選手が勝者となります。
コースには人工の障害物(障害板や階段など)が設けられ、必ず下車して自転車を担がなければならない区間が作られます。また、コース上にピットエリアが設けられ、その中で選手は何度でも自転車の交換をすることができます。


シケイン(障害板)


階段


フライオーバー

機材

シクロクロスバイクの見た目は、ロードバイクと同じようにドロップハンドルで、フレームは泥詰まりがしないよう各所の隙間は大きめに取られており、タイヤは28mm~33mmのブロックパターンとなります。また、ブレーキも泥詰まりがしないようカンチブレーキが主流で、最近ではディスクブレーキも多くなってきています。下位カテゴリーではマウンテンバイクでも参加が可能です。